山と自転車

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【登山装備】テント泊しまくって装備が洗練されてきたのでテント泊装備をまとめてみた

初めてテント泊登山に挑戦したのが3年前、涸沢をベースにした奥穂高岳、北穂高岳縦走で、それからは毎年1-2回/年くらいのペースでテント泊登山をしています。

2022年は3ヶ月間で3回と自分的にはかなり多い頻度でテント泊ができて、ある程度装備が体系化されてきたので備忘録的にまとめてみました。

ザックの話

まず現在の私は全行程3日以内の無雪期テント泊では70Lを超えるような大型ザックは不要と考えているので、所有ザックは2つだけです。

日帰り〜小屋泊まで対応する30Lザック(カリマーridge30)と、テント泊用の50Lザック(MYSTERY RANCH teraflame50)を使い分けています。

初めてのテント泊に使ったOSPREY イーサー70。人生最初にして最後の大容量ザックです。

初めてのテント泊時の装備。

登山ザックの選び方

一般にテント泊登山では60~70L程度のザックを勧められることが多いと思います。大容量ザックは考え方が2種類あり(L-Breath新宿店の店員の受け売り)

①1気室で小分けにできる収納スペースが少ない代わりにサイドアクセス、フロントアクセスなどを設けることで利便性を確保する。

→スタッフバッグなどを駆使して自由にパッキングしやすく、絶対的な容量が多くなるのが利点です。使用する生地やジップが少なくなるため軽量にできますが、ちょっとした小物を入れておくスペースに困るシーンが多くやや玄人向けと言えます。モンベルの60L以上のザックはこのタイプが多いです。

②メイン気室の他にフロントポケットやサイドポケットをはじめとした複数の収納スペースを設けることで利便性を確保する。2気室モデルが多い。

→かゆいところに手が届く収納スペースが多く、万人にとって使いやすいタイプです。一方でかさばるモノのパッキングが苦手で、例えば雨の中テントを適当に丸めてとりあえず突っ込んで撤収する、という大雑把な使い方が難しいことがあります。そして収納の数と重量はトレードオフなので、1気室に比べると容量の割にザックの重量が嵩みがちという欠点もあります。代表的なのはカリマーのクーガーなど。

大容量ザックの弊害

やはり70Lもあると道具の取捨選択が不要で「一応持っていく」ことがいくらでもできてしまうのが罠です。空いてるからとつい保険のアイテムを詰めてしまい重量に苦しむのを何度か経て、70Lを完全に持て余すようになって現在は50Lザックでテント泊するようになりました。

大は小を兼ねるのは確かにその通りですが、重量物を背負い長い道のりを歩くテント泊では過不足ないジャストなところで担ぎたいところ。そして70Lともなるとザック自体の重量やパッキング時のサイズが大きくなり重心がズレたり岩場や樹林帯で取り回しづらくなるデメリットがかなり大きくなります。これは過去の経験や大容量ザックを使用している友人を見ていても思うところです。

50〜60Lあればテント泊は可能

現在愛用しているMYSTERY RANCHのザックはザック外に荷物を積載できる特殊な機能が備わっているのですが、それを使用せずとも容量不足を感じることなくテント泊可能です。プラスアルファの防寒装備などの余裕を持ってもせいぜい60Lくらいあれば十分ではないかと考えています。

その理由は特別高級な装備でなくとも、ウルトラライト(UL)を強く意識しなくとも、本格的な登山向けを謳う道具であれば十分軽量・コンパクトだと思うからです。昔の道具を知っているわけではありませんが、今の道具は入門向けだとしても十分ハイスペックだと思います。

↓MYSTERY RANCH テラフレーム50 レビュー記事

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私も初テント泊では今思うと不要なもの、現地で代替できるものをずいぶんと持って行ったと思います。具体的にはかさばる防寒着と着替えが多すぎました。とはいえ寒さだったり着替えだったり、自分の許容できる不快度も実際に経験しないことには分からないので必要な過程ではありました。

装備の話

これは10月末の八ヶ岳、青年小屋でテント泊した時の基本装備。食料や水を抜いた、ベースウェイトに相当する部分です。

①テント:NEMO アトム2P

カラーは渋い茶色(キャニオン)。

山岳テントの入門モデルの位置付けで45000円ほどで購入しました。スペック上は1500g程度で普通の重量ですが、フットプリントやペグを含めた実測重量は1900gほどになります。耐久性と居住性、コストパフォーマンスでチョイスしています。私はテントの前室という空間がたまらなく大好きなので、出入口が長辺側であって欲しい人間です。そして悪天候時にテント撤収以外の全ての作業をテント内で完結させたいので、基本的には2人用で居住性を確保しています。横幅130cmで2人用としては標準〜やや広めくらいで、過去に細君とテント泊やキャンプで使った時も問題はありませんでした。超快適ではなくとも一般的な成人男女の組み合わせなら一緒に寝ることは可能です。

テント内から見る前室。この空間は譲れないポイント。

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②シュラフ:モンベル ダウンハガー800 #3

3万円ほどで3シーズン対応、安心と信頼のモンベル製で超定番品のひとつです。3万円ほどで買えて性能が良くて軽量コンパクトなシュラフです。夏の3000m級まではダウンを着れば問題なく寝られて、10月末の2000m超えの青年小屋でも、後述のエスケープヴィヴィを組み合わせることで快眠が得られました。現在は縫い目がなくなり耐久性が向上した「シームレスダウンハガー」がおすすめです。

③マット:モンベル アルパインパッド120

またまた定番品。エアマットとクローズドセルのハイブリッドの自動膨張式マット。以前はサーマレストのZライトソルを使っていましたが、体積が小さくなること、寝心地の向上を期待してこちらに移行しました。あまり厚くなくて身体が沈み込んで地面と接しそうになりますが、空気の存在が大きいのかかなり寝心地は良いです。体感的にはZライトソルよりも温かいと思います。2年ほど不整なキャンプ地でも使用していますが穴が開く気配はありません。

④シュラフカバー:SOL エスケープヴィヴィ  枕:SEA TO SUMMIT エアロプレミアムピロー

いずれも青年小屋で初導入したアイテムです。エスケープヴィヴィは緊急時に暖をとるサバイバル用品で、内側がアルミ張りで体温を保持できるようになっています。夏用シュラフでもヴィヴィを纏うことで冬でもいけるようになると評判で、コスパに優れたシュラフカバーとして定評があります。GORE-TEXのシュラフカバーに比べ透湿性に劣るので結露してシュラフが濡れやすく、連泊では使いづらいというのが欠点とされています。確かに一晩開けるとシュラフが濡れるとはいかずとも湿った感じにはなっていたので2晩目があると厳しかったかもしれません。しかし暖かさに関しては完璧で、いつも寝る時に来ているダウンが無くても寝られそうな勢いでした。夏山ならヴィヴィだけで寝られるというのも納得できます。

大きさは十分で、身長173cmの私は頭まですっぽり。

枕に関してはこれまで何度も考えては買わなかったものの一つでしたが、導入して大正解でした。必需品という目線では無くてもいいものですし、多くの人がそうするようにスタッフバッグに衣類を詰めたりして何となく枕にすれば良いと思っていましたが、店舗で見かけた時に質感が素晴らしかったので購入しました。やはり寝起きの回復度がぜんぜん違います。熟睡できたという感じがしました。膨らますのも2,3回吹き込めば十分で、収納も10秒あれば終わります。スウェードのような肌触りで純粋に寝具として完成度が高いと思いました。

⑤調理器具

メイン火気:プリムスP153 or ジェットボイルミニモ

クッカー:メスティン、SNOW PEAK チタンダブルマグ450

カトラリー:ユニフレーム カラカト or オピネル#8+ピクニックアクセサリーズ

山でガッツリ調理となればプリムスを持っていきますが、最近は特に日帰りになるとボイルや簡単な煮込みだけで作れるメニューにして専らジェットボイルばかりになりました。ミニモにしたのはサーモレギュレータがあり雪山でも使えること煮込み料理用にとろ火が使えることが決め手です。爆速で沸かせるのは言うまでもなく、一体型ということで地面が悪くても安定感があるのが登山に向いているところです。ジェットボイルというとパッと見でかさばるし重そうなのでキャンプ向けのイメージある人も多いと思いますが、ジェットボイルミニモに関しては厳冬期登山でもものともせず機能する優れた山道具です。

⑥レインウェア:モンベル サンダーパスジャケット/パンツ

登山を始めた学生時代に買った、モンベルのレインウェアの最安グレードです。頑丈な生地の代わりに結構重いです。レインウェアとしての使用は幸運なことに数えられる程度しかないので、たまにアイロンがけして撥水ケアをしている程度ですが防水性はまだ現役です。渡しの場合は雪山ウェアを揃えるまでは雪山のアウターとして、テント泊では防寒着としての出番が圧倒的に多いです。ダメになったらストームクルーザーに買い替えたいと思っているところですが全然ダメになる気配がありません。生地が丈夫なのでためらいなく藪こぎができるので実は汎用性が最も高いレインウェアかもしれません。

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⑦フリース:モンベル トレールアクションパーカ

冬は中間着、〜秋は行動中のアウターとして出番の多いウェアです。パタゴニアのR1に憧れていますが結局コスパでモンベルに落ち着きました。7000円台で購入できて出番が非常に多いです。12月までの雪がない低山はジオライン+速乾Tシャツ+トレールアクションパーカの3枚で行動中のほとんどがカバーできて、山頂で留まる時には上にアウターを重ねるという感じでウェアリングの中心を担っています。厳冬期登山では中間着として着っぱなしにしています。積がそれなりにあるのだけが欠点ですが、その他は特に不満はありません。ただし後から考えるとアウターと組み合わせることが多いので今思えばフード無しにすれば良かったと思います。

モンベル | オンラインショップ | トレールアクションパーカ Men's

⑧ダウン:モンベル スペリオダウンジャケット

またまたまたモンベルから、15000円ほどで購入でき非常に軽量コンパクトなダウンジャケットです。350ml缶と同じか、圧縮すればもう少し小さくなるくらいのサイズ感です。かなり薄くてペラペラな印象ですがさすがに800FPのダウンなのでちゃんと温かいです。山でも普通の旅行でもとりあえず保険で持っていこうという気になる携帯性で、山では夏の3000m級から雪山まで1年中活躍してくれています。

⑨アンダーウェア:モンベル ジオライン/スーパーメリノウール、ミレー ドライナミック

秋くらいまでの間はドライナミックとジオラインL.W.をアンダーに着て上に半袖シャツを着て登って、着替えとしてジオラインM.W.もしくはスーパーメリノウールM.W.を持っていくパターンが多いです。

ジオラインもメリノウールも暖かく汗で濡れにくいというのが最大の利点のアンダーウェアです。とはいえメリノウールは行動着としては暑くなり過ぎる傾向にあり、ジオラインに比べると乾きは遅いので最近はジオラインの活躍が圧倒的に増え、メリノウールはテント泊で行動を終えた後などに使用しています。

 

ドライナミックは2年前の雪山から導入していて今となっては必須となったウェアです。吸水性に優れるものの保水はしない、つまり肌の汗をすぐに吸い上げてその上のウェアに移し、肌が濡れている時間を極力短くして汗冷えを減らすというアンダーウェアで、ウェア自体の厚みで空気の層を作り保温する作用もあります。これを着るかどうかで体感温度は随分と変わり、特に風に吹かれた時の冷え方が劇的に変わってきます。着ない理由が見当たらない逸品です。

唯一にして最大のデメリットは見た目の変態性ですが、温泉の時に素早く脱げばいいだけなのでがそんなことは些細な問題です。もちろんロードバイクに乗るときにも活躍します。

2月の谷川岳にて。ドライナミックはいいぞ。

ジオラインは登山、自転車、バイク通勤者など多数のユーザーから絶大な信頼を置かれているアンダーウェアの定番品で、自転車用のサイクルジオラインや下着も持っている上に、今年は遂に一番厚いEXP.を導入したくらい信頼しているウェアです。ロードバイク使用も考えるとより乾きが早いジオラインに軍配があがるので、メリノウールは専ら就寝時のアンダーウェアになっています。

⑩手袋:防寒テムレス02 winter

泊まる場所によって防寒目的に持っていく手袋です。山の中で星空撮影をする場合にも必須です。12月-1月の標高の低めのところなら雪山登山のグローブとしても使えるくらいには防寒防水性能に信頼が置けるスゴいやつ。その割に生地は薄めなので外したときには隙間に押し込めて取り回しが良く、4000円くらいと安く入手性が良いのも素晴らしいところです。中でも02winterは雪山使用を想定し手首まで掛かって口を絞れるようになっているモデルです。防風性に優れるので厳冬期のロードバイクのアウターグローブとしても活躍します。

⑪ライト類:carry the sun ソーラーランタン

carry the sun:太陽光発電なのにちゃんと明るくちゃんと使えるUL系のランタンです。私の2人用山岳テントくらいなら十分明るくしてくれる上、潰してすと非常に軽量コンパクトになり、もし壊れたら間違いなくまた同じものを買うと言えるくらい不満が見当たりません。日中はザックに外付けしておくと満タンに充電されます。ただしソーラー発電以外に充電する方法がないので残量に注意が必要です。

LED LENSER MH5(ヘッドライト)

LED LENSERは光源のムラのなさ、均一さに定評があるドイツ製のヘッドライトです。ドイツ製というのが惹かれるポイントです。ライト前面のレンズを回すことで照射範囲を調整することができるというユニークな機能が付いているのが特徴で、これにより手元だけを照らすこともできるので夜釣り人から定評があるようです。照射範囲の調整がリングを回すだけで簡単なので、登山においては夜間・早朝の行動時に不用意に他人のテントを照らさないようにするのに役立ちます。

⑫カメラ類

カメラ:OLYMPUS OM-D EM1 markⅡ、GoPro HERO10

レンズ:M.ZUIKO 12-100mmF4.0、M.ZUIKO 7-14mmF2.8

三脚:Leofoto MT-03+MBC-20

私は以前よりカメラに凝っていて登山を始めた頃にはニコンのフルサイズ一眼レフを使っていましたが、最終的には登山や自転車のアウトドアユースに特化してマイクロフォーサーズのミラーレス一眼に乗り換えました。

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基本的には12-200mm(換算24-200mm)の高倍率ズーム付けっぱなしで、泊まりの時は星景撮影用に広角レンズを持っていきます。このレンズは高倍率ながら単焦点キラーと呼ばれるほど、全ズーム域でハッとするような描写を叩き出してくれる神レンズです。レンズ交換をせず色々な画角で撮影したい登山では本当に頼れるレンズで、このレンズを使うためにマイクロフォーサーズシステムに乗り換える人もいるほどです。

 

三脚は集合写真と星景写真のみで使用するので、取り回しを考えミニ三脚を使用しています。私は通常撮影用のカーボン三脚もミニ三脚もLeofotoを愛用しています。中国製ですが成型精度や剛性は信頼に足るレベルで、特にこのMT-03はザックのサイドポケットに挿しておけるサイズ感でザックによっては腰ベルトのポケットにも入ってしまうほどコンパクトです。実際に私のザック「カリマーリッジ30」の腰ポケットには余裕を持って収まります。ゴリラポッド的に使える自由度の高さもあってアウトドア用途では非常に活躍してくれます。

雲台はLH-25とのセットが定番ですが、パンが振れたり微調整がしやすいMBC-20とのセットを個人的には強く勧めます。

GoProは「人に見せる時に写真より動画の方が圧倒的に伝わる」ことに気付き、今年から導入したカメラです。手ブレ補正が凄すぎる上、電源オフ状態からボタン1回押すだけで撮影のオンオフが出来るので雪山など過酷な環境でも扱いやすく、超広角レンズがどうしても必要な時に代用できるし、大きさの割に活躍の場面が広いガジェットです。何となく敷居が高くて躊躇っていましたが扱いは全く難しくありません。

余談ですが購入の際は公式のサブスク(6000円/年)に一旦加入し、サブスク加入者の特別価格で購入するのが最もお得です。アマゾンや楽天、各家電量販店のポイントを駆使したとしてもこの買い方が一番安いです。サブスクは加入期間の制限はないため、すぐに解約してもペナルティはなく、加入者割引が非常に大きいので6000円は余裕でペイできてしまいます。

gopro.com

カメラはレンズと合わせて1kgちょっとくらいで広角レンズを含めても1.5kgくらいです。

どう捉えるかはその人次第ですが、山でしか見られない景色を求めて山に登る私にとってはカメラを持っていくというのは絶対に譲れないところです。昔はカメラ+標準ズームで1500g、加えて1100gの広角レンズを持って登ってたのでそれに比べたら重量なんてないようなもので…。

⑬バッテリー他

anker power core fusion10000、anker apple watch用チャージャー、Kindle paperwhite、予備バッテリー(一眼、GoPro)

スマホの充電は当然として、登山ウォッチとしてapple watchを使っているのでその充電も必要になります。ということでUSB-Cも搭載のpower core fusionを導入しています。日帰りなら時計の充電が必要になることはないのでより軽いpower core 10000を持っていくこともあります。

power core fusionはモバイルバッテリーとしては重たいですが、コンセントが付いていてバッテリー自体の充電が非常に簡単なのとパスルルー充電対応なのでACアダプター的な使い方ができることから山よりもむしろ自転車旅で活躍しています。バッテリーを復活させるのが容易なので実質容量無制限です。

Kindleは泊まりの登山でも自転車旅でも必ず持っていくデバイスで、旅の前に必ず1冊は本を買っています。電池もちが良く軽量、目が疲れないということでもう10年近く愛用しているデバイスです。紙の本を山に持っていくのは汚れや重量面が気になるのでKindleがおすすめです。

⑭アタックザック:ミステリーランチ イン&アウト19

ザックをデポした状態である程度の強度の行程が想定される場合に持っていきます。400gとアタックザックとしては重量級ですが代わりにポケットやチェストハーネスが付いていて、ライトな日帰りならこれだけで大丈夫なくらい、しっかりしたザックです。フロントポケットを内反させるような形でパッキングすることができます。

難点は丈夫な作りゆえ頑張っても両手のひら超のサイズが限界なのと、重量がかさむことです。正直に言って登山目的に限るのであればもっと軽いアタックザックはたくさんあるので選ぶ理由は薄いです。私は旅行や日常生活でも使うことを考えて選びましたが、今のところその機会はありません。ではなぜ買い換えないのかといえばミステリーランチだからというのが大きです。信者は400gくらいじゃ文句を言いません。

今回まとめた装備は10月末の2500m級、八ヶ岳の青年小屋テント泊時の装備ですが、全く同じ内容で夏の北ア、秋の南アまで対応可能です(寒さ許容度によりますが)。

まとめ

それぞれの装備は基本的に超定番品で、特別UL系でもなければ高級品もなく、何なら一番嵩張るテントがエントリーモデルだったりするのにも関わらず、カリマーの30Lザックにあっさり収まってしまいました。食料や飲料を抜いたベースウェイトは 12,3kgほど。

テント泊装備を飲み込んだカリマーリッジ30の図。食料や余分な酒類も詰め込んでいます。

ベースウェイト5kg、総重量10kg切りです、みたいなUL系登山に憧れはあるものの、個人的には全て込みで15kg前後なら全然良いかなと思っています(そもそもカメラを持っていく時点で…)。

それにしてもリッジ30には驚きました。前から多い方に容量詐欺だなと思っていましたがまさかテント泊装備が入ってしまうとは。一度ミステリーランチに乗り換えて売ろうとしたこともありましたが、今では逆にミステリーランチを売ってリッジを使っています。

超定番品なので迷ったらとりあえず…で選んでも失敗はないモデルですが、「とりあえず」な認識は大変失礼な優秀なザック。壊れても同じの買う気がします。

無駄なものをたくさん担ぎまくって少しずつ取捨選択ができてきたので、それを忘れないためのまとめでした。