山と自転車

登山や自転車に関することを綴っています

【SRAM FORCE etap AXS HRD 2X バラ完】tada車、組む③〜フロントディレイラー取り付け〜

クロモリロードバラ完編、残すはハンドルとブレーキ、変速機です。

ここからは更に重要かつ難しそうなので慎重に。

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フロントディレイラーの取り付け

使用するパーツ

SRAM FORCE etap AXS 2X HRD

SRAM etapは完全無線ディレイラー。

シフトケーブル不要で扱いやすい完全無線ディレイラーです。ディレイラーの取り付けはフロントから行いますが、それに先立ってバッテリーの充電とシフターのペアリングを行います。感動したのはこのペアリングとスマホアプリとの連携です。記事に書く気にならないくらい、公式マニュアル通りにあっけなく終わりました。apple製品同士のペアリング並みに、待ち時間もなくサクッとつながったのはさすがシステムに定評があるSRAMです。

設定用のAXSボタン

AXSボタン。黒いボタンを押すとLEDの発光パターンによってペアリングモードなどを示してくれます。この辺はBluetoothイヤホンを扱っている感覚です。

フロントディレイラーアダプター

フロントディレイラーはフレームにディレイラー台座があるかどうかで多少作業が異なります。多くの場合カーボンフレームにはディレイラー台座があって、クロモリやアルミフレームでは台座がないのでフロントディレイラー取り付け用のバンドを使用します。クロモリのtadaフレームには台座はないので、フロントディレイラー用の28.6mm径のアダプターを用意しました。

今回の作業の道具たち。ディレイラーは強力な変速機構に負けないよう強固に取り付ける必要がありカーボンフレームでなくとも滑り止めが推奨されているのでFINISH LINEのFIBER GRIPを購入しました

ディレイラーアダプターはSRAM純正品は予想通り入手困難性も上乗せで7000円くらいするのでSHIMANOのSM-AD91を購入しました。こちらは入手性がよく価格も1500円程度と良心的で、附属のスペーサーにより31.8mmと28.6mmの両方に対応しています。SRAM etapに使えるかどうかは調べても出て来ませんでしたが、この期に及んで情報がないくらいでは挫けません。etapといえど取付部の形状が特殊なわけでもないのでいけると踏みました。

SRAMのフロントディレイラーは台座ないしアダプターでまずフレームに1点固定し、最後にもう1点で固定する仕組みになっていて、これらは最後の過程で使うシムです。

マニュアル内では「ウェッジ」と書かれているパーツですが、ディレイラーとフレームの隙間を埋めるスタビライザー的な存在です。袋に入っている銀色のパーツは台座直付の場合に使用するので私のフレームでは不要です。

フロントディレイラーをフレームに取り付ける

フロントディレイラーには取り付け用の赤いパーツが付属していて、チェーンリングに噛み込ませて位置決めをします。

ディレイラーとアダプターの固定には角度調整という概念がないので、アダプターとフレームの固定が重要になります。ギリギリ手で回せるくらいで仮止めして、ディレイラーの長軸とチェーンリングが正しい位置関係になるようにして固定します。

チェーンリングとフロントディレイラーを平行にする

最後にリミット調整を行いますが、その際のガイドとして前方と後方に2箇所、白い線が引いてあるのでこれとチェーンリングを平行になるよう合わせます。

ディレイラー後方です。もしマニュアル通りに調整しても両方のラインが上手くチェーンリング上に来ない(ディレイラーの線とチェーンリングが平行にならない)場合は、ディレイラーの元々の取付角度が悪いということなのでアダプターの角度を調整しましょう。

私はこの段階でいくらやっても平行にならないことに気付いたので、この状態のままアダプターのボルトを緩め、この前後の白い線がチェーンリングと平行になるよう微調整してアダプターを固定し直しました。

ウェッジを取り付ける

そして最後の「ウェッジの取り付け」です。先に紹介したシムです。これは自分でやってみるまで意味が分からなかった作業でしたが全然難しいことはありません。写真のディレイラーアダプター直下の、フレームとディレイラーの隙間を埋めるというただそれだけです。3種類のウェッジが付いているので、フレームに合わせてこの隙間がピタリと埋まるものを選択します。マニュアルではスタビライザーとして装着することが推奨されていますが、フレームに合うものがなければ取り付ける必要はありません(というより取り付けられません)。私の場合は一番大きなウェッジがちょうど良かったです。

ウェッジを取り付けた状態。ウェッジの左右はフレームとディレイラーが接しているので、これで外からの力が加わってもディレイラーが回ってしまうことがなくなります。

仕上がり図。正面から見ると思ったよりアダプターのSHIMANOロゴが目立つので、SRAMとミックスしたくない人は素直にSRAM純正のアダプターを購入しましょう。

私は日米同盟みたいで好きです。

次回、リアディレイラー取り付け編!

to be continued...

 

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