山と自転車

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【しまなみ海道】大三島WAKKAに泊まって最高な島の時間を過ごした話

しまなみ海道 大三島WAKKA

3度目のしまなみ海道ツーリングはサイクリング初心者の両親を連れたブロンプトンツーリングで、遂に途中の島に宿泊する機会を得ました。尾道スタートで4つ目の島、大三島の宿泊施設「WAKKA」に宿泊したのですがここがあまりに良かったので紹介します。

WAKKAはいいぞ

wakka.site

www.mount-road.com

WAKKAの所在地

大三島といえば上陸後すぐのサイクリストの聖地があまりに有名ですが、WAKKAはサイクリストの聖地から見てブルーラインと反対方向に3kmほど進んだ海沿いの道に位置しています。

大三島WAKKAとは

WAKKAは2020年3月にオープンしたばかりの新しい施設です。宿泊者の朝食会場となっているカフェは日中は外来利用も可能で、その他にもパドックや釣り、レンタサイクルといったアクティビティを提供する施設となっています。

今回ここをチョイスしたのはしまなみ海道らしくサイクリストに優しい宿泊施設であるということと、写真で見た施設があまりにおしゃれだったからです。

WAKKA外観

まずは入り口です。

サイクルタクシー

サイクルタクシーがあるので道中で行動不能になっても安心。

カフェスペース

受付を済ませ、施設内を進みます。正面のテラスは前述のカフェで、営業時間終了後は宿泊者向けのフリースペースになり、宿泊者はカフェの営業開始時間まで好きに使うことができます。前述の通り宿泊者の朝食会場にもなっています。

そして目の前はすぐ海です!生口島と多々羅大橋が一望できる素晴らしい景観。

3種類の客室

宿泊部屋は写真左のコテージ3棟、ドームテント2張、ほかドミトリーの3種類で、いずれも当然冷暖房は完備されています。宿泊プランの価格はコテージ>ドームテント>ドミトリーの順になっていて、あとは食事を付けるかどうかを選びます。今回はせっかくの機会なので豪勢にとコテージ+夕食のBBQ&朝食の2食付きプランをチョイスしました。

食事を付けない場合はWAKKAすぐ近くには飲食店はないので、島の西側の飲食街への無料送迎を利用して外食をすることになります。室内着、歯ブラシ、シャンプー等の基本的なアメニティは揃っており、コインランドリーも無料で使用できるのが自転車乗りには嬉しいところです。施設内に大浴場はなく、島の西側もしくはWAKKA近くの温泉施設を利用します。コテージにはシャワーが付いています。

コテージタイプに宿泊

デッキに2台、室内に1台分のサイクルラックがあり、デッキは屋根付きのBBQスペースになっています。テーブル、チェアはsnow peak製で高級感があります。

室内はベッドが2つ備え付けられていて、3人目は追加の簡易ベッドでした。部屋は特別広くはありませんが3人なら不便なく使えます。4人はおそらくちょっと窮屈かもしれません。

大浴場 多々羅スポーツ公園へ

WAKKAからは島内の飲食街および大浴場への無料送迎があり、前述の通り外食や入浴は島の西側の別施設を利用することになります。しかしこの日は普段案内している大浴場が休みということで、WAKKAから徒歩圏内にある多々羅スポーツ公園の大浴場を利用しました。WAKKAにて回数券をもらえたので無料で利用できました。

超豪華な夕食BBQ 幻のビールも!

さて豪勢な夕食のBBQの時間です。牛肉、豚肉、鶏肉と野菜の盛り合わせ、さらにアヒージョなどが出て品数ボリューム共に大満足で、1日走り回っていた大人3人が十分満腹になりました。アルコール類はルームサービスという形で頼むことができて…

大三島でしか飲めない幻のビール

一度行ってみたかった大三島ブリュワリーは残念ながら休みでしたが、なんとルームサービスで頼むことができました。最高…最高です…!

島で迎える朝

しまなみ海道は3回目になりますが、島で朝を迎えるのは初めてでした。島の朝、という言葉それだけでもうテンションが上がりまくりです。見てください羨ましがってください、寝起き5秒で真正面にこの景色が見られる贅沢さを。

穏やかな瀬戸内海を眺めていると、この朝焼けです。。

朝5時半。普段なら出勤を控え絶望とともに迎える時間に、何をするでもなく多々羅大橋をぼーっと眺めています。日が昇って夜が明けるこの瞬間は世界で一番美しい時間だと思います。

そういえば登山やロードバイクを始めてから休日も朝早く行動することが増えました。休みの前日はなるべく夜更し、朝寝坊で幸せを感じていた学生時代と比べてずいぶんと健康的になり、人生を有意義に過ごせるようになってきたと思います。今では早く起きてその時間にしか見られないこういう景色を見たり、時間を目一杯使って遠くに行くことに幸せを感じます。

よく見るともう走り始めているサイクリストがちらほら見ました。朝一番にしまなみ海道を走って多々羅大橋の上で朝焼けを眺めるのもきっと最高な贅沢です。

とはいえ今回は急いで行動する必要はありません。朝食まで二度寝をして、ノロノロ目覚めてベッドの上からこの景色を眺めていました。

カフェスペースで優雅な朝食

朝食は多々羅大橋を正面に眺めるこのカフェのテラス席にていただきます。

オシャレなプレートでとても優雅な朝を迎えました。

今回の宿泊プランは22000円/人でした。数字だけ見るとお高めではありますが、この空間と食事のクオリティは最高としか言いようがなく、さらに島で優雅に朝を迎える唯一無二の体験ができたと思うので個人的には大満足です。単純にグランピング施設としても非常に良く、外界と完全に切り離されない空間で過ごせるのが良かったです。穏やかな瀬戸内海の波音に包まれ島の空気感を全身で体感することができたと思います。

特別なしまなみ海道旅をもっと特別にしてくれるWAKKAの紹介でした。