山と自転車

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【ブロンプトンM6Rレビュー】ブロンプトンを購入して間違いなく人生が変わった話

以前購入から2年経って書いたレビュー記事をリライトしました。

ブロンプトンを手にするまで

ここは自分の過去語りの駄文なので読み飛ばしてください。私がママチャリ以外の自転車に興味を持ち始めたのは中学2年生の時でした。友人たちと社会科の地図帳を眺めていて、地元の川が江ノ島の海に繋がっていることを知って自転車で海へ行ったことがきっかけでした。変速もないママチャリで町田から江ノ島まで走ったのが私の自転車人生のスタートでした。

それから両親への粘り強い交渉を始め、当時の自転車通勤「ジテツウ」ブームのおかげで父がスポーツサイクルに理解を示し遂にクロスバイクを手にしました。ルイガノのフロントフォークがサスペンションになっている最近はめっきり見なくなったタイプのクロスです。そこから必然的に自転車趣味が芽生え、自転車雑誌にて衝撃的な真四角の自転車を見つけました。そう、ブロンプトンです。

BROMPTON JUNCTION TOKYO HPよりhttps://lb-daikanyama.jp

ワイズロードとかで何度か実物を見ましたが、信じられない程のコンパクト&美しさ、そして秀逸すぎる折りたたみ機構は一度見たら忘れません。当時は15万円ほどで買えたので今の時代からすると破格ですが、そうは言ってもおいそれと手を出せる金額ではありません。

ロードバイクにハマっても山に登るようになってもいつも頭の中のどこかにブロンプトンの存在がチラつく日々を過ごしていましたが、時は流れて社会人2年目に転機が訪れます。それなりにお金が使えるようになったところでコロナによる10万円給付が行われました。当時は少し自転車熱が冷めていたので最初はその10万円で中型免許を取ろうと思っていましたが、心の中に強いブレーキを感じました。一度オートバイに乗ったらもう自転車には戻って来なくなるのはほぼ確実、お前の人生はオートバイで良いのかと内なる自分が問いかけてきます。

楽な移動手段なら車を持っているし、自転車と出会った人生を大事にしたい。いっそ心機一転新しい自転車を買おう。

こうして私はブロンプトンユーザーになったのでした。

GREEN CYCLE STATIONにて購入

購入したのはブロンプトンM6Rです。当時の型番はハンドル+変速数+リアキャリアの有無という構成だったので、Mハンドルで6段変速、リアキャリアありの仕様です。現在のラインナップではC lineのラック付きに相当し、当時の価格で23万円ほどでした。

湘南に住んでいたので、横浜みなとみらいエリアにあるミニベロ専門店として有名な「Green Cycle Station」で購入しました。ここの店長は非常に気さくな方で、試乗も「好きに乗ってってください〜」という感じで、書類の記入やコースの指定など一切なく好き勝手に乗らせてくれました。あまりにアバウトで大丈夫なのかと心配になるレベルです。

↓詳しくはGREEN CYCLE STATIONでの試乗記をご参照ください。

www.mount-road.com

でもそんなフリーダム試乗のおかげで走行感を存分に味わうことができました。

・ミニベロなのに安定する

・よく進む

・ギアが思ったより重たい

というのが最初の印象でした。ミニベロといえばフラフラしてやたらとペダルを回さないと進まないのが当たり前だと思っていたので、ブロンプトンの走行感は衝撃的でした。

GREEN CYCLE STATIONでのやりとり

店長は購入を勧める、いわゆるセールストークは殆どしない方でした。自身もブロンプトン愛好家ということでとにかく愛が伝わってくる方で、エピソードを聞いていると非常に参考になりました。

■店長さんのブロンプトンエピソード■

お店に入る時には基本的に中に入れさせてもらっています。自転車を入れていいですかと聞くと怪訝な顔をされるけど、畳んだ状態を見せてこれ置いておいてもいいですかと聞くと置かせてもらえますね。普通の飲食店のほかにも居酒屋やカフェなど、今の所断られたことはないかな。考えてみればスーツケースより小さいくらいだからよっぽど汚れていたりしなければスペース的には困らないはずですよね」

 

「最初は目立つから恥ずかしく感じることもあったけど、すぐに慣れました。意外と周りの人は自分のことを見ていないものですよ。さすがにショッピングモールで押しながら歩くのは気恥ずかしくて、そういう時は外に停めておくこともあります」

 

駅のロッカーの一番大きいところはギリギリですけど入ります。駐輪場より安心できますね。京都とか観光地ではよくロッカーを使っています」

 

実は宅急便で送ってもらうことができる大きさで、よくメンテナンス依頼で送られてきますよ。僕も旅先で急に具合が悪くなってどうしようもなくなったときにコンビニから送ってもらって自分はタクシーを呼んで帰ったことがあります。本当に、使い方が無限大なんですよね」

 

納車の日にはこうしたブロンプトンユーザートークを聞きながら、折りたたみ方やメンテナンスについて1時間ほどかけて丁寧にレクチャーをしていただきました。

ブロンプトンM6Rレビュー

これが納車直後の写真です。標準ラインナップのレッドとブラックのバイカラーです。当時はこの色と変速数、リアキャリアの有無などを自由に組み合わせられるセミオーダーが可能でしたが、赤が好きなのと自分の中でのブロンプトンのイメージがこの組み合わせだったのでほぼ迷わずに決めました。

折りたたみ自転車とは思えない安定性

ブロンプトンの折りたたみ機構の最大の特徴はメインフレームが折れない=剛性が上がることです。よくある折りたたみ自転車はフレームのど真ん中を折りたたむので、どうしてもフレームが軋んでロスが生じます。ブロンプトンはフレームが軋んで力が逃げる感じや挙動が不安定になる感じほとんどありません。そのため特にスピードを意識せずとも20〜25km/hくらいの巡航は楽にできますし、平地であれば30km/h以上を出すのもそれほど頑張る必要がありません。

そしてもう一つはホイールベースの長さです。ホイールベースとは前後輪の距離のことで、これが長くなるほど直進安定性に繋がり、短いほど不安定になりますが小回りが効きやすくなります。ブロンプトンは折り畳まれた状態から想像するよりも縦に長くなるので、折り畳み自転車としては非常にホイールベースが長くなっています。

この2点が他の折り畳み自転車とブロンプトンの最大の違いで、ミニベロとしては非常に優秀な走行性能を生み出しています。

圧倒的にコンパクト

ブロンプトンのアイデンティティの超コンパクトな折り畳み機構です。これは本当に他に例がありません。横から見るとほぼ正方形に収まっていて、1泊用のスーツケースくらいのコンパクトさです。

職場のデスク下にも収まる

ブロンプトンはこのように一般的なデスク下に収まるので、駐輪場・保管場所問題が生じません。自転車通勤では①家から出る時②職場に着いた時③職場を出る時④家に帰った時の最低4回は折り畳みと展開をすることになりますが、4回トータルでも1分かかっていないと思います。とはいえさすがに吊るしの状態で12kgほどあるので階段はつらいところです。

アイコニックなお座りスタイル

後輪だけを折り畳んだ「お座りモード」、ブロンプトン特有の駐輪スタイルです。ブロンプトンを購入するまでは駐輪時はみんなこの状態にするものだと思っていました。お座りがあるからスタンドは要らないと思っていましたが意外と安定性が悪く、リアキャリアにホイールがあるために完全に水平な地面でないとこのまま転がり出してしまうのでお座りで停めることはほとんどありません。そのため店長に勧められたミノウラのスタンドを付けました。

お座りさせるよりキックスタンドの方がより気楽ですし、写真を撮るためにもマストアイテムだと思います。

豊富な積載システム

ブロンプトンCバッグ ブロンプトンの刺繍が素敵

ブロンプトンは積載性能も非常に優秀で、純正・サードパーティから非常に豊富にラインナップされています。容量も10L程度の近所のお出かけ用から30L以上の自転車旅にも使える大型バッグまでバリエーションが豊富です。私は当時ディスコンになりたてのCバッグというメッセンジャーバッグを購入しました。ショルダーパッドのブロンプトンの刺繍と全体的なカラーリングがとても好みでした。今は黒一色でより都会的な高級感のあるバッグにラインナップが一新されています。

一見するとバッグがハンドルに付いているように見えますが、フレームの先端のキャリアブロックにマウントする構造になっているので、バッグをパンパンにしていてもハンドリングには影響が出ません。はじめはバッグを付けた状態で走るとハンドルを切ってもバッグが動かないので視覚的に違和感があります。

あとはブロンプトン用のバッグではありませんが、リアキャリアを使うと登山用の大容量ザックを積載することも可能です。これとフロントバッグを合わせると全体で60Lくらい確保できるので日本全国どこへでも旅に出られます。

↓参考:ブロンプトンにザックを積載する方法

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ブロンプトンの輪行は無限の可能性を秘めている

ここまでブロンプトンの仕様のところを語ってきましたが、ブロンプトンで一番素晴らしいところはやはり輪行です。1泊用の小さいスーツケースを持ち運ぶのとほぼ同じ感覚で公共交通機関を利用できるので、自転車遊びの幅が無限大に広がります。

電車輪行

これは以前両親と私の3人でしまなみ海道へ自転車旅をした時の写真ですが、新幹線の特大荷物スペース(3人掛け)にブロンプトン3台を置いてもまだまだスペースに余裕があります。

在来線に乗せてもこの通り。空いていたので一箇所に3台まとめていますが、これが1台ならよほど満員電車でもない限り迷惑になることもありません。

↓ブロンプトンでのしまなみ海道旅

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飛行機輪行

これは初めての飛行機輪行で利尻島に行った時です。ブロンプトンは輪行袋に入れた状態でそのまま飛行機に預けられます。

空港・運行会社によっては免責事項の書類にサインを求められますが、スーツケースを預けるのと違うのはそれくらいです。到着後はベルトコンベアで流れてくることもあれば別で運んできてもらえたり、違うカウンターでの受け取りになることもありました。

離島に連れて行くのもラクラク
↓ブロンプトンで利尻島・礼文島・稚内旅

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ブロンプトンのカスタム沼

自転車といえば機材スポーツ。甘美で妖艶なカスタム沼という世界があります。大きく車体性能を求めるカスタムとドレスアップを求めるカスタムがありますが、個人的にはブロンプトンは無改造の状態ですでに洗練され完成していると思っているので、基本的な構成は純正から離れないようにしています。

魔改造の世界

ブロンプトンの車体性能カスタムでは軽量化や外装変速を取り付けて多段変速にするのが有名です。この辺りを本格的に始めると魔改造の世界です。ようこそ。

世の中にはブロンプトンを軽くすることに命を懸けている人々が居るようで、私は6kg台のブロンプトンを見たことがあります。純正の半分近くまで軽量化するので、当然メインフレームやハンドルをチタン製のものに交換するような、臓器移植レベルのカスタムが必要になります。最近はT lineという吊るしの状態で8kgを下回るチタンとカーボンをふんだんに使用したブロンプトンの登場が話題になりました

jp.brompton.com

何故かロードバイク用のディレイラーが装着されているブロンプトンや、フロントに何故か2枚のチェーンリングが付いているブロンプトンを見たことがありますが、やはりCBNブログでも完全に廃人認定されていますね。

blog.cbnanashi.net

フロントライト:KiLEYビンテージライトV2

フロントライトは「KiLEYビンテージライトV2」を取り付けていて、リアライトは「BUSCH&MULLERの2C permanent」に交換しています。

KiLEY(キーレイ)「ビンテージライト」 V2 フロントkiley-japan.com

KiLEYビンテージライトV2

「KiLEYビンテージライトV2」はこの見た目ながら300ルーメン、連続10時間使用可能、USB充電式、という実用性十分なスペックのライトです。クラシカルな見た目がブロンプトンにこれ以上無いくらいマッチします。

ブロンプトンは特にMハンドルの場合、ライトやサイコン付けるとハンドルがごちゃごちゃしてしまうのでライトがこの位置に来るのは合理的です。欠点はライトの照射部を押すという独特のスイッチが少し押しづらいこと、ハンドルから遠いゆえに点灯させるのが億劫なこと、充電で取り外す際にネジを外す手間があること、です。10000円以上するので高価なライトですが、見た目がとても気に入っているので買って良かったと思っています。

リアライト:BUSCH&MULLER 2C permanent

「busch&mullerの2C permanent」は純正のリア反射板と見た目がほぼ同じなのが最大の特徴で、純正の見た目を変えることなくリアライト機能を増設できます。

BUSCH&MULLER 2C permanent

ロードバイクではリアライトはシートポストやサドルに付けることが多いですが、ブロンプトンの場合折り畳み時にシートポストを一番下まで下げるので干渉してしまいます。色々と調べてライトの位置と見た目を損なわない点からBUSCH&MULLER 2C permanentがベストなリアライトだと思います。

こちらも充電式で、工具無しで台座から取り外せます。欠点は点灯モードしかなく点滅ができないことですが、視認してもらうという目的なら十分かと思います。ブロンプトンでそんな交通量の多い国道を攻めて走ったりしないですし。

サドル:BROOKS B17 SPECIAL

そしてサドルは定番of定番のレザーサドル「BROOKS B17 SPECIALです 。SPECIALというちょっとお高いモデルにしているのは全体のカラーが好きなのと、通常のB17は機械で打っている鋲をSPECIALの方は職人が手打ちしているからです。「職人」「手作業」は抗えない悪魔の言葉です。

はじめ車体が赤と黒なのでサドルも黒と考えましたが、装着してみると少し地味に感じてしまったのでブラウンにしました。

黒BROOKS装着の図。まとまっていて良いと思う反面「せっかく交換したのに地味…」という気持ちが勝ってしまいました。

まだ100kmくらいしか乗っていないのでカチコチです。

ブラウンのレールとBROOKSロゴ

1年半ほど乗ったB17 SPECIAL

はじめはカチコチで痛かったレザーサドルですが、今ではだいぶ馴染んできて非常に座り心地が良くなりました。色味が深くなり、艶が出てきてだいぶ「育って」くれました。

キャリアのホイール:SONイージーホイール

キャリアと本体のホイールは「SON イージーホイール」に交換しました。電車内で折りたたんだ状態でサドルだけ伸ばして腰掛ける、なんてことをしていたら元々付いていたホイールが歪んでしまったので買い替えです。壊れてなくてっも元々付いているホイールは転がりが良くないので交換することをおすすめします。

ハンドル周り:POTA BIKE ステムポーチ

これは元々ロードバイク用に購入したものですが、ブロンプトンのドリンクホルダーとして使用しています。この製品自体ブロンプトンでの使用が想定されており、ブロンプトン用の固定ベルトが付属します。

見ての通り、走行中に非常にアクセスの良い場所に収納が作れるのでとてもとてもおすすめです。収納力も大きいのでボトルを入れたり鍵を入れたり行動食を入れたりと色々使い道があります。折り畳んだ状態では口が地面の方を向いてしまいますが、口が巾着で絞れるようになっているので、鍵など重いものを入れていても落ちてしまうことがありません。また外側はメッシュポケットになっているのでフェリーのチケットや飴玉などちょっとしたものを入れておくのに便利です。使えば使うほど使い勝手がよく考えられているなと感心するアイテムで、繰り返しですが本当におすすめです。

ミラー:Zefal SPYバックミラー

ハンドル右側にはZefal、SPYバックミラーを取り付けています。自転車のミラーはバーエンド(ハンドルの端)に取り付けるタイプが一般的ですが、横幅が広くなるのを避けるために通常のバンドタイプのものを選びました。

ミラーが小さいので後方の視認性がめちゃくちゃ良いわけではありませんが、あるのとないのとでは大きな違いがあります。特に夜間は後方からのライトで車両の接近が分かるので重宝します。このミラーは右シフトレバーの左側に付ける人も居るようですが、私は試行錯誤してこの位置に落ち着きました。安価で安全性が上がるのでこれはおすすめのアイテムです。

グリップ:ERGON GP1ロング S

グリップもブロンプトン購入直後にすぐに交換しました。純正のグリップはお世辞にも握りやすいとは言えず、ベタつくので個人的には交換は必須かなと思います。こちらもブロンプトンのブリップで超定番品ですが、非常に握り心地が良いです。外側に向かって広がる形をしており、疲れてきたらここに母指球のあたりを乗せると手のひらが休められます。

ERGONグリップにはロングとショート、SとLサイズがありますがブロンプトンにはロングが良いです。SとLは握った幅の広さなので好みで良いと思いますが、一般的にはSサイズがちょうど良いと思います。ちなみにERGONグリップは私の使っているGP1の他に、ツノ(バーエンドバー)が付いているタイプのGP2、さらにツノが長いGP3がありいずれもブロンプトンに装着可能です。折り畳み時にツノが飛び出す形になるので注意が必要ですが、バーエンドバーがあるとロングライドやヒルクライムが楽になります。

フロントキャリア:和田サイクルオリジナルフロントキャリア(NITTO製)

これは少々高価かつ絶版なので手に入りにくいですが、折り畳み状態で転がす機会が多い人には強くおすすめのアイテムです。

フロントキャリアブロックに取り付けるL字のキャリアで、輪行状態での取っ手になります。

ちょっと分かりづらくて恐縮ですが、このキャリアを取り付けるとブロンプトンを引いて歩くのにジャストの高さの持ち手になります。「転がし輪行」は禁止されているためブロンプトンを畳んだ状態で転がして移動させる機会はあまりないかと思いきや、例えば集合住宅であればエントランスから自室まで、輪行の際も駅の改札まで、空港内の移動時など転がせるとラクなのにという場面は意外とあります。

ブロンプトンのリアキャリアのホイールはキャスターではないので転がし移動の方向転換の際には少し持ち上げたりする動作が必要ですが、このキャリアはブロンプトンのフレームに付くため安定性が高く、方向転換が容易になりほとんどスーツケースの感覚で転がせるようになります。

wadacycleweb.com

現在は和田サイクルのホームページでは品切れ状態で、再販の情報は今のところありません。私は運良くメルカリで発見しました。おすすめしておいて申し訳ありませんがなかなか入手困難なアイテムです。

リンプロジェクト BPキャリーハンドル

ブロンプトンのフレームに装着するカバーで、折りたたみ時の持ち手になり輪行の時どう持ったら良いか問題が解決します。フレーム上の持ち手でビジネスバッグのように持っても良し、付属のショルダーストラップで肩がけにしても良しと2way仕様です。これはブロンプトンとほぼ同時に購入しずっとつけっぱなしにしています。

現在の仕様

これが私のブロンプトンの現在の状態です。↑で紹介したアイテムを装着しているほか、利尻島でタイヤが裂けたので、クラシカルな見た目にするためタンウォールのシュワルベマラソンレーサーに交換しています。あとはフロントのマッドフラップを遊び心でユニオンジャックのものに交換しました。

 

タンウォールのタイヤは少し高価ですが、イメージがガラッと変わるので結構おすすめです。

サドルには今治で出会ったバリィさん、礼文島で出会ったあつモンを連れています。

ブロンプトンが居る人生

ブロンプトンを購入して3年くらい経ちました。通勤で欠かさず乗っていた時期もありますが、現在は休日のポタリングや近場の買い物、ジム通いなどで乗っていますが、心の底から買ってよかったと思います。

たまに外で本を読んだり食事をするため、ヘリノックスのチェアワンと簡単な調理器具だけ持って出かけたりします。チェアリングが非常に捗ります。またフロントバッグとリアキャリアがあれば大抵のものはストレスフリーで運べてしまうので、ロードバイクなどに比べ自転車キャンプなんかも敷居が低くなります。

利尻島にてブロンプトンキャンプ

稚内にてキャンプ

走行性能に優れ、積載システムも優れ、そして輪行や車載のハードルを限りなく下げてくれる完成された折りたたみ機構を持つブロンプトンはやはり唯一無二の存在です。他に類を見ない自転車で、少々重いという欠点はありますが代わりに頑丈で半永久的に乗れる自転車なので人生のお供にふさわしいと思います。

しまなみ海道にて

 

疲れるまで走ってお酒を飲んで輪行で帰ってくる、なんてことも超簡単になります。旅行の時に車に積んでおけば徒歩に比べ格段に広い範囲を散策することができます。また23区内など、徒歩ではちょっと遠いけど電車じゃたった1駅というような微妙な距離が多い都市部においてはさらに真価を発揮すると思います。

ブロンプトンに乗る誰もが言うことですが、ブロンプトンは買って後悔することは絶対にないと思います。高価ですがオートバイや車に比べれば手に入れやすいですし、さらに維持費がかかるわけでもありません。一生モノと思えば実質無料です。

ブロンプトンはあなたの生活を、人生をきっと豊かにしてくれると思います。