週末2日間で弾丸剱岳登山
週末の2日間を使って1泊2日の剱岳テント泊登山してきました。
扇沢駅発の立山黒部アルペンルートを利用することで、週末丸2日間の時間が取れなくても冒険ができる、土曜の午後+日曜日1日の1.5日があれば東京発でも剱岳登山ができることがわかりました。2年前の7月、眺望ゼロの剱岳登山のリベンジマッチです。
行程
今回も前回の剱岳アタックと同じ師匠と東京の山仲間HG氏の3人パーティ。
まずい、土曜朝だけ仕事入った
昼までに甲府に来られるなら大丈夫
ゑ、マジ?
12:23 甲府駅で合流
15:00 扇沢駅発
16:10 室堂着
15時までに扇沢に行ければ室堂まで行けるというのは目からウロコの思いでした。日曜の朝すでに室堂にいれば周辺の山に登っても夜ご飯の時間くらいまでには家に帰れます。
扇沢駅は車でアクセス可能で甲府駅から2時間ちょっと、安曇野ICを下りてからは下道を進みます。立山黒部アルペンルートの長野側の始点であり、繁忙期は駅よりも少し手前の駐車場からシャトルバスに乗る必要がありますが今回は直接駅まで行って車を停められました。
立山黒部アルペンルート 扇沢からスタート
電気バス→ケーブルカー→ロープウェイ→トロリーバスと4つの交通手段を乗り継ぎ室堂に向かいます。前述の通り登山シーズンの室堂行きの最終出発便は15:00なので意外と猶予があります。
乗り継ぎが多い分、テント泊装備では移動が大変なのが難点です。アクセス自体は富山側からの方がケーブルカーとバスのみで済みますが、山梨県民としては扇沢からの方が断然早いです。東京からとなると微妙なところですが、帰りに富山から運転するよりは扇沢からの帰路の方がラクな気がします。
室堂 日本離れした絶景
自宅を発ってわずか4時間でこの景色です。室堂は何度来ても日本離れしていて感動します。
ここまではジーンズとスニーカーで来られてしまうのでインフラに感謝するしかありません。
室堂から雷鳥沢までは1時間程度。道は整備されていてとても歩きやすいです。このあたりだけなら登山の要素はないので小さい子供連れのファミリーが多く訪れていました。
ミクリガ池と雄山リフレクション。
雷鳥沢キャンプ場
GWにはトイレ渋滞が話題になっていた雷鳥沢キャンプ場です。
ここまでは登山装備がなくても危険なく来られるため、我々のようなテン泊登山者も居ればキャンプ自体が目的の人もいるようです。1泊1人当たり1000円。豪華装備を背負ってキャンプだけしに来るのもあり。
アーベントロート。
夏らしい入道雲。高倍率ズームはこういう時に便利。
山ナン
今日のごはんはナンを作ります
ナンだって?
ごめん意味がよくわからない
今回のディナーは師匠お手製のバターチキンカレー、そしてナンでした。我らが登山隊リーダーこと師匠は山で揚げ物をするほどの山岳料理人なので、時間に余裕があるテント泊では下界以上に凝った料理が出てきがち。
永遠に固くなってこない
水の量がキモだったか…
簡単に作れると評判の無印良品のナンですが全然簡単にはいきませんでした。おそらくは水の量をきっちり守ることが重要なようです。
焼いて水気を飛ばしてなんとかナンになりました。本当に山で食べる料理とは思えません。
夕食時は曇り空でしたが、夜2時頃に目が覚めた時には晴れ渡って満天の星空。夏山の良いところは夜が晴れてくれる確率が高いことなので、これのためにカメラと三脚は欠かせません。
今回はカメラとレンズを一新(OLYMPUS OM-D EM1 markⅡ+M.ZUIKO 12-100mm+M.ZUIKO 7-14mm)したデビュー戦でもあります。フルサイズからのマイクロフォーサーズですがこれだけ星が写せれば満足です。上の方にうっすらと天の川が写っている(はず)。
初日は室堂から雷鳥沢までの移動のみで終了。
続く